エーザイ、中国で認知症薬開発
2020/12/5 日経朝刊一面記事より
中国で認知症薬開発
エーザイ、データ活用へ合弁 を読む。
エーザイは2021年初めに中国で認知症治療に特化したオンライン診療サービス事業を始める。認知症専門医が登録するサイトを立ち上げ、利用者が症状や治療法などを医師とやりとりできる仕組みを作る。認知症患者のデータを活用して、中国市場向けの新薬開発につなげる。中国の巨大な市場と医療データをめがけ、世界の企業が新薬開発を視野に入れたビジネス展開を急いでいる。(日経記事より)
記事によると、中国ネット通販大手の京東集団(JDドットコム)とエーザイが合弁会社を立ち上げ、中国にて医薬品販売などを行うサイトを開設、その中でオンライン診療サービス事業を始めるとのこと。
認知症不安のある高齢者に対し認知症専門医がオンラインでやりとりし、診断や生活改善指導を行う。会社は利用者のデータを解析し、疾患の原因となる生活習慣を突き止め、中国市場向けの認知症薬開発につなげるとのこと。利用者は3年で100万人を見込む。
エーザイの他にも、日本の塩野義製薬や仏サノフィが中国企業と協業を始めている。
中国では政府が電子データの海外流出を懸念するため、外資系企業が単独でのインターネット事業のライセンスを得ることは実質的に出来ないという。
中国の人口は14億人を超え、市場の規模はもちろん日本より大きくメリットがある。
新薬を開発する技術やノウハウで欧米や日本に後れを取っている中国にとっても、海外の製薬会社と組むのは事業を強化することにつながる。
1941年設立
本社〒112-8088 東京都文京区小石川4-6-10
資本金 449億86百万円
従業員数 連結10,998人
東証1部 1961年9月上場
業種 医薬品
主要株主 日本マスタートラスト信託銀行など
メインバンク 埼玉りそな銀行
2020年製薬会社ランキング 5位
主要医薬品
ワーファリン(抗凝固薬)
ケイツー(ビタミンK2:止血機構賦活ビタミン)
ユベラ(トコフェロール酢酸エステル)
ゾニサミド(てんかん薬・パーキンソン病治療薬)アイルランドエラン社から買収
強力ネオミノファーゲンシー(肝炎・アレルギー用剤)ミノファーゲン製薬から譲渡
チョコラ(第三類医薬品)
セルベール(第二類医薬品)
サクロン(第二類医薬品)
トラベルミン(第二類医薬品)
など
疾患の原因となる生活習慣を突き止め、中国市場向けの認知症薬開発につなげる
ということですが、新薬開発って生活習慣のデータとかもとったりするんですね
中国人の生活習慣・・・謎
認知症の原因は、海馬の萎縮・レビー小体の出現・脳血管障害がほとんどだと思うのですが、生活習慣からこれらの原因をどう突き止めるのでしょうか?
オンライン診療のデータからどのような研究がされるのでしょうか???
中国市場向けの認知症薬とはいったいどんなものになるのでしょうか???
気になる・・・
そして、中国を経済制裁する流れはバイデン大統領になったら弱まるのでしょうか?
香港に対する制圧を見ていると、中国企業との協業というのはどうなんだろうとかも思ったりします・・・それはそれこれはこれ、なのか???
とはいえ認知症の予防薬や治療薬が出来れば自分のやりたいことを出来る人生を送れる人が増えるので、たのしみです